WALL•E vignett
PIXERの新作「WALL•E」なんだけど、まだ公開されてないから当然見てない。まずはAppleのトレイラページで、HD画質のフィルムクリップを見てみたが、びっくりするぐらいに良く出来てるのがわかる。これぞフォトリアリスティーック!良く出来てるわー。ただ、「主人公のWALL-E(ウォーリー)は、人類が地球を去った後 700年間、ただもくもくとゴミを圧縮して積み上げて塔を建て続けているロボット」っていう設定はいいわな。だけど、ありえない描画が多いです。700年もの時間が経つあいだに、大地はほとんど植物に覆われているはず。ゴミは残るだろうけど、布で出来てるブラジャーは原型をとどめているはずないし、伸縮を保ったままのゴムもありえない。消火器だってパッキンが収縮して噴射は出来ないし、そもそもウォーリーは、何を動力にして動いてんのとか、いやいや、その筐体にその目とキャタピラ入らないってば、とかとか。うーん、あかんなー。ついそういうことに目が行ってしまう。この映画は、そういう目で見ちゃいけないんだ。これは子供の心で見るんだよ!って言われそうだ。あと、予告編の2番目のやつの前半にあるピクサーのタイトルロゴにウォーリーが絡むバージョンもアイデア満載で素晴らしい。掃除機と絡むビネットも楽しい。ピクサーのタイトルロゴの「R」を倒して「やべー、これでどう?」って自分で演じる感じの演出や、ビネットの最後に自分のキャタピラの足跡を気にするっていう行為は、そのままウォーリーの持ってるパーソナリティというか心情というか、そういう人格表現の手法が素晴らしいと思った。こういう演出ってやっぱりセンスだな。
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