Thursday, October 06, 2005

THE RECRUIT

いったいこの映画を作るにあたって何があったのだろうか。アル・パチーノにコリン・ファレルってこんなに駄目だったっけ。とにかく馬鹿馬鹿しくてどうしようもない映画だった。こんなにミスキャストな映画もめずらしいのではないだろうか。同時に物語も裏の裏を描くというならしっかり描いてくれよと言いたくなる。アル・パチーノ演じるウォルターがジェームズの父親つながりだってことはいいけれど、なぜ彼が裏をかかなきゃならないのか結局動機がサッパリわからない。レイラ役のブリジット・モイナハンもなんデスカという演技で全然エージェントに思えないし、変にCIAの協力得たからだろうけれど演出がすべてに中途半端で余計にツマラナイ。美術も衣装も撮影も全然見るところナシだし、監禁される場面でもただのコンテナだし痛さは全然伝わらないし…と、ずっと首を傾げながら見ていた。こんなに見終わって見事に何もメモすることがなかった映画もめずらしい。

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