Thursday, September 20, 2007

SPARTACUS

「スパルタカス」を見た。この映画の説明も物語の説明も、もう必要ないだろう。っていうか当然のことながら、1960年に製作されたこの映画に、いまどきのCGやVFXは一切ないわけで、その視点からすると、ものすごい信念があったからこそ出来上がった映画なんだと感服せざるを得ない。逆に言うと、こういうお手本があるからこそ昨今のCGやVFXがつまらないのかもしれない。極端に言えば、これをなぞっているだけ、というところを、もっと越えるものにしようとするところが足りないのかもしれない。映画会社自体が潰れるかもしれないっていうほどだって言うのに、自分のクリエイティビティを信じて「やり遂げたるー!」っていう強い意志の存在。それも過去のものとなったのだろうか。